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V.R. Profile

Valentino Rudy Profile

 1931年3月18日イタリアのボローニャに生まれる。第2次世界大戦開戦前の40年、戦火から逃れるべく、家族とともにアルゼンチンのブエノスアイレスに移り住む。当時のブエノスアイレスは「南半球のパリ」と言われるほどに文化・芸術が隆盛を極めており、その地で多感な少年期、青年期を過ごしたことが、後のヴァレンティノ・ルディーに大きな影響を及ぼすこととなる。


 

クリエーターとしての精神
 50年、ブエノスアイレスより帰国しローマに学んだ後、故郷ボローニャへ戻った彼は、まず建築の分野でその才を発揮する。中世の面影を色濃く残し、文化的遺産が数多く残る古都ボローニャで歴史的建造物の保存・修復を手がける一方、古都の景観にとけ込む新しい建築物の建設に関わる。歴史的・伝統的な価値観を尊重しつつ、そこに独自の感覚を加味して優雅なフォルムと素材の完全な調和を追求する彼のクリエーターとしての精神は、この時期に培われたものである。


「3V理念=VANERATION(尊敬)・VERACITY(誠実)・VALUE(価値)」
 70年代、京都の株式会社マツダの社長 松田安弘との出会いを契機にテキスタイルデザインの分野に進出、ネクタイのデザインを足がかりにイタリアファッション界へのデビューを果たす。72年には、松田安弘をプロデューサーとして迎え、「3V理念=VANERATION(尊敬)・VERACITY(誠実)・VALUE(価値)」を打ち出し、未来性・創造性・造形美を基本とする「ヴァレンティノ・ルディー」のブランド・コンセプトを確立する。以来、株式会社マツダの全面的なサポートのもと、アジアを皮切りに世界各国への進出を開始する。


 

「ヴァレンティノ・ルディー」ブランド
 97年、ヴァレンティノ・ルディー死去。享年66歳。品格と風格を備えた希代のクリエーター、ヴァレンティノ・ルディーは彼がこよなく愛したボローニャの地で永遠の眠りについた。また、彼のパートナーであった松田安弘も02年に他界した。志半ばの死ではあったが、彼らの残したデザイン・ポリシーは、後継者たちに脈々と受け継がれている。そして、若きクリエーターたちによって永遠の命を与えられた「ヴァレンティノ・ルディー」ブランドは今も変わらず、世界の人々を魅了し続けている。


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